クリスマスに弾きたいピアノ曲おすすめリスト|季節を彩る音楽たち こんにちは。ルーシュ音楽練習室です。
12月に入ると、街の雰囲気がすっかりクリスマス色に染まり始めますよね。イルミネーションが輝き、ショッピングモールのBGMもクリスマスソング一色。そんな流れにつられて、私の指先も自然と冬の曲を求めてピアノへ向かっていきます。
今日はそんな気分のあなたに、**“クリスマスに弾きたいピアノ曲”**を、私自身の経験や「こんなシーンに合うよ!」という視点も交えながら、ゆったりブログ風に紹介していこうと思います。
■ 静かな夜に…心を整える定番キャロル
きよしこの夜(Silent Night)
クリスマスといえばやっぱりこの曲。私が毎年12月になると必ず弾きたくなる一曲です。
テンポはゆったり、メロディはとにかく優しくて、弾いていると本当に気持ちが落ち着いていきます。ピアノ初心者さんでも無理なく弾けるアレンジが多く、夜に部屋の灯りを少し落として弾くと、まるで自分の部屋が教会になったような不思議な気分に。
長いフレーズをつなげて歌うように弾くのがポイントで、ペダルを深く踏みすぎないことも大切。音が濁らないように丁寧に弾くと、より一層「聖なる夜」が感じられます。
ジングルベル(Jingle Bells)
こちらは打って変わって、元気で明るく、クリスマスの楽しい空気を一瞬で作ってくれる曲。
個人的には、子どもたちに「何か弾いて!」と言われたときの鉄板曲です。ノリの良さで場が盛り上がるので、家族の集まりや友人とのクリスマスパーティーでも活躍します。
アレンジを変えれば、ジャズ風、ロック風など多彩な雰囲気に。メロディがシンプルなので、アドリブの練習にも意外と使えますよ。
■ クリスマス映画の名曲はピアノ映えする
ホーム・アローンより「Somewhere in My Memory」
私が初めてこの曲を知ったのはテレビのクリスマス特番。流れるだけで一気に冬の情景が浮かぶほど、美しくて温かいメロディです。ピアノで弾くとその雰囲気がさらに際立ち、「冬っていいなぁ」と思わせてくれる力があります。
右手のメロディをしっかり歌わせ、左手を柔らかく支えるように弾くと素敵に仕上がるので、中級レベル以上に挑戦したい方におすすめ。家族がゆったりとリビングで過ごす時間にそっと流しておきたい曲です。
チャイコフスキー「こんぺい糖の精の踊り」
クラシックなのに、どこかファンタジックで夢のような世界が広がる曲。オリジナルはオーケストラですが、ピアノアレンジもとても人気があります。
軽いタッチと透明感のある音が求められるため、少し上級者向け。とはいえ、ゆっくり練習すると右手の細かな動きもきれいにまとまり、弾けたときの達成感は大きいです。
クリスマスの発表会に出るなら、候補に入れて間違いありません。
■ クラシックで華やかに冬を彩る
くるみ割り人形「花のワルツ」
クリスマスシーズンの定番バレエ音楽からもう一曲。
ピアノソロで演奏するとちょっと難易度は高めですが、壮大で華やかな雰囲気は唯一無二。特に後半の盛り上がりは、クリスマスの夜を豪華に仕上げてくれるパワーがあります。
自分へのご褒美に“今年のチャレンジ曲”として練習してみるのもおすすめです。
リスト「クリスマス・ツリー」より
あまり知られていないかもしれませんが、実はとても素敵な冬の曲集。
派手さよりも、静かで心に寄り添うような曲が多いのが特徴です。
夜に一人、窓の外の寒空を眺めながら弾きたい…そんな気分のときによく取り出して弾いています。短くて親しみやすい曲が多いので、クラシック初心者にも向いていますよ。
■ 大人な雰囲気を演出できるジャズ&ポップス
Have Yourself a Merry Little Christmas
しっとりと落ち着いた“大人のクリスマス”を感じさせてくれる曲です。
コード進行がとてもきれいで、簡単なアレンジも、ちょっと凝ったジャズアレンジもどちらもおすすめ。
夜のカフェにいるような雰囲気が作れるので、私はちょっと疲れた仕事帰りに弾くこともあります。
The Christmas Song(Chestnuts Roasting on an Open Fire)
ジャズスタンダードの王道。温かくて、ゆるやかで…暖炉の火の音まで聞こえてきそうな一曲です。
左手の動きを少しジャズ寄りにして、ベースラインを意識すると、一気にプロっぽい雰囲気が出るのも魅力。
■ 日本のクリスマスを彩る名曲
山下達郎「クリスマス・イブ」
クリスマスの夜に街を歩くと必ず耳にする、日本が誇る名曲。
ピアノソロにするとメロディの切なさがさらに際立って、静かな夜にぴったりの雰囲気に。
サビの盛り上がりをうまく表現できると、本当に心に響きます。
All I Want for Christmas Is You(マライア・キャリー)
明るく華やかで、クリスマスのテンションを一気に上げてくれる曲。
ピアノソロでもポップさがちゃんと残り、弾いて楽しい・聴いて楽しい万能曲です。クリスマスパーティーで披露したい人におすすめ!
■ まとめ|ピアノがあるだけで、クリスマスはもっと特別になる
クリスマスって、音楽があるだけで雰囲気が大きく変わりますよね。
静かで温かい夜を楽しみたいなら「きよしこの夜」や「Somewhere in My Memory」。
パーティーで盛り上がりたいなら「ジングルベル」や「All I Want for Christmas Is You」。
しっとり大人時間を味わいたいならジャズ系のクリスマスソング。
ピアノ曲の幅が広いからこそ、**“自分の過ごしたいクリスマスに合わせて選べる”**のが魅力です。
ぜひ今年のクリスマスは、お気に入りの一曲を見つけて、あなたらしい音で季節を彩ってみてください。
ピアノの音色が、いつもより少しだけ温かい冬を連れてきてくれるはずです。


